<無断転載とは?なんで禁止なの?>
近年SNSの発展でいつでもどこでも推しを見られるようになりましたね。
推しを守るために知っておきたい著作権の基本です。
無断転載の通報方法はについてはこちらから
※通報方法については準備中
📌 無断転載とは?
YouTube・Instagram・X(旧Twitter)・テレビ番組・ファンクラブ限定動画・雑誌などに
掲載・放送されている写真や動画などの著作物を、著作権者に無断で使用することを
「無断転載」と言います。
コンテンツの所持者(公式、タレント、放送局など)の許可なしに著作権物を無断でSNSなどに投稿する行為や、著作権物を有償無償問わず勝手に配布する行為、勝手にグッズなどを作って販売、配布するなどの行為です。
著作権物は、文章・動画・写真などの含まれるコンテンツです。ロゴなども含まれます。
🚫 無断転載がダメな理由
著作権者が本来得られるはずだった ライセンス料 や 広告収益 が得られなくなるため、
大きな不利益を生む行為として、著作権法で明確に禁止されています。
たとえ「推しを広めたい」という気持ちでも、
著作権を侵害してしまうと、かえって推しの活動にマイナスになってしまう可能性があります。
💔 無断転載は推しの不利益につながる
無断転載は、推しの成果や評価に関わる「数字」にも悪影響を与えます。
例えば……
- CDやグッズの 購入枚数
- 店舗やイベントの 来場者数
- YouTubeの 登録者数や再生数
- SNSの フォロワー数
- 雑誌などの売り上げ
これらの数字は、推しの次のチャンスや露出を左右する「実績」です。
また無断転載が多いタレントやアイドルは起用する側にもいい印象を与えないため確実に不利益をもたらします。
✅ これならOK?誤解しやすいポイント
著作権者自身が公式にネットへアップしたコンテンツは、見る・保存すること自体は違法ではありません。
しかし!
- そのスクリーンショットや動画を 無断でSNSに投稿すること
- 違法にアップされた投稿を 引用リツイートすること
これらも著作権侵害と判断される可能性があるので、注意が必要です。
❓ 何が無断転載?
内容 | ○or× |
---|---|
動画・写真の共有/再投稿(公式発信のもの) | 〇 |
YouTubeのクリップ機能使ってSNSに投稿 | 〇 |
雑誌の表紙・CDパッケージ・店頭パネルの撮影 | 〇 |
雑誌の中身・雑誌のインタビュー文面・CD収録曲・特典の配布(音源など) | ✖ |
公式の動画や写真のスクリーンショット。また写真を保存する。(※投稿しない) | 〇(ただし有料アプリなどはスクリーンショットも禁止されている場合があります。) |
公式以外の無断転載の動画や写真をスクリーンショットをして保存する。また保存する。(※投稿しない) | ✖ |
テレビ番組や、販売されているDVDの中身を一部分切り抜いて投稿する | ✖ |
公式のスクリーンショットや動画、写真をSNSなどに投稿 | ✖ |
「見る・保存」はOKでも、投稿はNGになるケースがあるので注意!
公式からの投稿を共有するだけなら基本的にOKですが、内容の改変・一部抜粋や編集には気をつけましょう。
本人以外(第三者)がネットにアップした動画や画像のスクショや投稿はNGです。たとえ好意的でも違法行為になることがあります。
⚠️ 著作権侵害にあたるとどうなる?
① 差止請求(削除請求)
掲載中止・削除命令が出される可能性があります。
② 損害賠償請求(著作物の使用料請求)
著作権侵害によって生じた損害について高額な賠償金を請求されるケースもあります!
③ 告訴による刑事事件化
(10年以下の懲役または1000万円以下の罰金(懲役と罰金の両方が科せられることもある)
前科がつく場合もあり刑事事件として立件される可能性もあります。
④ 名誉回復等の措置
社会的信用の失墜や公的な謝罪を求められる可能性があります。
単なるマナー違反ではなく民事責任、刑事責任、社会的責任全てに発展する重大な法的リスクを伴います!
🔗参考リンク
スクショしたら著作権侵害に!? 違法になるケース、ならないケース
https://www.ben54.jp/column/internet/572
🛡️ まとめ:推しのために、ルールを守ろう
「知らなかった」では済まされないのが著作権。
推しを応援するなら、その著作物の価値を正しく扱うことも大事な“推し活”のひとつです。
ネットで見かけた素敵な画像や動画、
シェアしたいときはまず「これは公式からの投稿か?」「使用許可はあるか?」を確認しましょう。
またもし知らずに無断転載をしてしまっている人がいる場合は今すぐ辞めて削除しましょう!